シンプルな日本語対応のマイページ
画像・映像に特化した海外ストックフォト
Can Stock Photoは2004年設立の世界規模の老舗海外ストックフォトです。
カナダに本社を置き、10万人近い寄稿者と100万人を超すユーザーを抱え、毎日2万以上の素材が追加されます。写真・イラスト・動画に特化しており、老舗ストックフォトには珍しく音楽の販売はしていません。
低価格を特長としているため、ロイヤリティも高額ではないです。
マイページは日本語対応していてシンプルかつ便利ですが、日本語訳が少し分かりづらいです。
日本人寄稿者の参入が少なく穴場で狙い目です。もう少し販路を広げたいと考えている方にはぴったりのストックフォトです。
Can Stock Photoでは私が寄稿する素材の数はまだまだ少ないため、これからが楽しみなストックフォトでもあります。
ロイヤリティ(販売価格や報酬率) | |
素材数(販売作品総数) | |
審査の通過率 | |
タグ付けの手軽さ | |
スピード(アップロード時間・審査期間) | |
売れやすさ(売れる頻度) | |
総合おすすめ度 |
際立った欠点が見当たらないのがCan Stock Photoの特徴です。
販売単価ごとにロイヤリティ率が変わる珍しい報酬制度です。審査期間は速い方ですが、アップロードのスピードはそれなりに時間がかかります。
審査自体は緩いと感じますが、リジェクトされることもあります。売れる頻度は高くはないです。
アップロードはFTP経由で行います。
アップロードのスピードを重視した改善を行い、SpeedSubmit™システムでほんの数分でファイルをアップロードし、提供することを可能にしたとあります。
実感として段違いに速いとは感じません。むしろ結構時間がかかります。動画のアップロードはまた別なのかもしれません。
タグ付けはタイトル・ディスクリプション・キーワードと、少ない必須入力タグです。
また、キーワードには「ヘルパー」機能があり、関連するキーワードを選び出してくれるのでタグ付け時間の短縮につながります。
- 速くなった!?アップロード
- 少ない必須入力タグ
ロイヤリティは、販売された素材のサイズにより変動します。
独占権やプランでも違いますが、基本的な報酬は写真やイラストの場合0.5~2.5ドル、動画の場合で5~75ドルです。素材のサイズにより報酬が細分化されているのはストックフォトの中でも珍しく、特殊なロイヤリティシステムです。
販売価格から算出してみると平均ロイヤリティ率は30%程度です。売れ筋サイズの把握やその合計収益の推測などが容易です。
- 特殊なロイヤリティシステム
一度に寄稿できる数に制限があります。
過去の寄稿数と現在の承認率をもとに「投稿レベル」が決まり、そのレベル(1~4)により寄稿できる数が制限されます。
アップロード数には制限がなく、タグ付け後の寄稿数に対しての制限です。制限は1日ごとに更新されるため、連日寄稿することで数多くのアップロードが可能です。
はじめのうちは、むやみやたらと寄稿するのではなく厳選した素材のアップロードをおすすめします。承認率のアップと、やがては「投稿レベル」のアップにもつながります。
- 「投稿レベル」で寄稿数に制限あり
- アップロード数自体は制限なし
私の場合、あまり売れません。
アップロードが追い付いていないのが実情で、単純に寄稿数が少ないせいかもしれません。
アップロードの時間もそれなりにかかります。
シンプルで利便性のよいマイページ、タグ付けの必須入力項目の少なさ、明瞭な分かりやすいロイヤリティ制度。寄稿者からして魅力的な要素もたくさんあります。
検証が足りず、まだなんとも言えませんが、報酬に関してもこれから期待を抱くストックフォトのひとつです。