カメラが趣味だったり、ブログを始めたり、クリエイティブな分野で耳にすることも多いストックフォト。
ストックフォトとは、写真やイラスト・動画・音楽などの素材を販売する「売りたい人」と「買いたい人」を結びつけるサービスです。売りたい寄稿者は素材がダウンロードされるたびに報酬をもらい、買いたい利用者は用途に応じて素材を購入します。
ストックフォトによって、素材のバリエーションや特長が違います。自分に合うサイトを見つけることがポイントです。
売りたい方は、サイトの傾向を知るためと販路拡大のため、いくつかのストックフォトで始めるのがおすすめです。
買いたい方は、まず1社に絞り一定期間で始めてみるのが良いです。たくさんの理想の素材と出会うまで、何社か比較してみるのもおすすめです。
ご紹介するストックフォトはすべて私が寄稿をしているサイトです。
寄稿は動画だけに限定しているので、写真やイラスト・音楽の寄稿とは若干やり方が異なります。
寄稿者からの視点で、売る・買うどちらにも活用できるおすすめの10社をご紹介したいと思います。
Adobe Stock
本社 | アメリカ |
販売メディア | |
言語 | 日本語 |
世界的知名度のAdobe Stock(アドビストック)。
写真やイラスト・動画・音楽といった定番の素材だけでなく、Adobe製品のテンプレートまで購入できるのが特長です。Adobe Creative Cloudとの連携が強く、特にクリエイティブな制作には重宝します。売る側・買う側、どちらでも十分に活用できるストックフォトです。
Shutterstock
本社 | アメリカ |
販売メディア | |
言語 | 日本語 |
海外ストックフォトの代表格とも言えるShutterstock(シャッターストック)。その豊富な素材が特長です。
素材を買う側にとっては、日本語ページもあり特に不便もなく利用ができます。売る側にとっては、英語のタグ付けが高いハードルですが、そのための便利なツールも用意されていて、苦になる程ではないです。
PIXTA
本社 | 日本 |
販売メディア | |
言語 | 日本語 |
日本企業のストックフォトで抜群な知名度のPIXTA(ピクスタ)。
日本語仕様で利便性はよく、素材を売りたい方・買いたい方、特に始めたばかりの方におすすめできるストックフォトです。日本人が被写体となる素材が多く、取り組みやすく使いやすい素材がそろっています。
Dreamstime
本社 | アメリカ |
販売メディア | |
言語 | 英語 |
日本語未対応の老舗海外ストックフォトDreamstime(ドリームスタイム)。
世界的規模のストックフォトですが、日本語には対応していません。無料画像の豊富さと、他ではあまり見かけない素材が買う側のメリットです。日本での知名度はこれからに期待が持てますので、売る側にとってチャンスです。
Depositphotos
本社 | アメリカ |
販売メディア | |
言語 | 日本語 |
お手軽価格で世界中の利用者Depositephotos(デポジットフォト)。
ストックフォトの中でも、特に安価に利用できるサイトのひとつです。「買いたい」方には、お得に使える定額購入プランがおすすめです。素材を「売りたい」方にとって、大変な作業となるのがタグ付けです。Depositephotosでは入力項目が他より少なく、より素早い作業が可能です。
MotionElements
本社 | シンガポール |
販売メディア | |
言語 | 日本語 |
アジアを中心とした動画素材の宝庫とも言えるMotionElements(モーションエレメンツ)。
動画が主体ですが、写真などの素材もひと通りそろっています。価格は寄稿者が自ら決定するため、売る側からすれば収益の調整も可能です。買う側にとっては、格安で良品を手に入れるチャンスにもなります。
iStock
本社 | カナダ |
販売メディア | |
言語 | 日本語 |
リーズナブルでワールドワイドなiStock(アイストック)。
写真・動画と、販売メディアはシンプルで音楽素材はありません。海外向けの素材を安価でお探しの「買いたい」方におすすめです。素材を「売りたい」方には、その売れやすさで期待が持てるストックフォトです。
123RF
本社 | マレーシア |
販売メディア | |
言語 | 日本語 |
世界規模で独自路線のストックフォト123RF(123アールエフ)。
個性的な素材と独自の便利ツールが特長です。買いたい方には、メリットが多く利用しやすい法人向けプランもおすすめです。マイページの使い勝手も良く、売りたい方には、販路拡大のひとつにおすすめです
Can Stock Photo
本社 | カナダ |
販売メディア | |
言語 | 日本語 |
グローバルな展開の海外ストックフォトCan Stock Photo(キャンストックフォト)。
音楽の販売はなく、写真・動画に特化しています。日本人素材は少なく、日本語訳にも多少不自然なところはあります。海外向けの素材を「買いたい」方におすすめです。報酬システムが分かりやすく「売りたい」方にもおすすめできます。
Aflo
本社 | 日本 |
販売メディア | |
言語 | 日本語 |
高い知名度で日本で有数のストックフォトAflo(アフロ)
マイクロストックフォトとは異なり、より品質の高い素材がそろっています。欲しい素材を探してくれるリサーチサービスは、買いたい方におすすめです。動画納品はメディア郵送なので、ネット環境に左右されず、売りたい方には安心のアップロードです。
ストックフォトはウェブサイトやテレビ、雑誌や看板、チラシなどまさに世界中で利用されています。
日本向けや海外向け、アマチュア向けやプロ向け、特長の違う多数のサイトがありますので、自分に合うストックフォトも必ず見つかるはずです。
売りたい・買いたいという視点からだけでなく、「始めたばかり」の方に向けたページや「コツ」などもご紹介しています。
素材寄稿者がお届けするストックフォトの活用術。ぜひ参考にしてみてください。